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出会いのものを捜す(4)
大仰に言ってますが。まあ、何と合わせれば芋けんぴはいちばんおいしいかなあ、という検証。
第4回は、ちょっと冒険がしたい気分でしたの。
名古屋牛乳の、ローヤルトップ。夫が仕事先で、10本入りケースで貰ってきました
え?? なに、これ。
オロナミンCみたいな飲み物です。微炭酸。原材料は、果糖ブドウ糖液糖・砂糖液糖・蜂蜜・調味料(アミノ酸等)・クエン酸・酒石酸・香料・カロチン色素・ビタミンC・食塩・ビタミンB2・ビタミンB6。はちみつが入っているのがセールスポイントなのでしょう。パッケージに蜂の絵があるしね。 甘そうやな。 わたくし、飲むのは初めてです。夫は、子供の頃よく飲んでいた、懐かしい味だそうです。
ここで夫の思い出話。 うちの夫の父は高知県の出身でして、未だそこに生家が残っている。 山の中で、目の前には四万十の支流になる川が流れている、そんな場所です。子供のころは、夏休みとなればここへ遊びに行き、ひとしきり遊んだ後の渇いた喉を、ローヤルトップで潤していたそうな。
高知県での思い出が甦るローヤルトップ。 高知県を代表する菓子芋けんぴ。 さあ、2つ並んだ「昔なつかし」は、舌の上でどんなハーモニーを奏でてくれるのか!
‥‥‥‥。
不協和音ッ!!!!!
こりゃたまらん。 甘い。とにかく甘い。ローヤルトップの甘さと、芋けんぴの甘さがどちらも主張し、一歩もひかない。 しかも、なんだかべったり甘い。 おそらく、どっちがより甘いということはない、両方の糖度はほぼ同じだ、それらが「どちらがより甘いか」を競うかのように、口の中で甘さの相乗効果を発揮させていき、フラットな濃い甘みを強く感じる。 芋もはちみつも、両方の味が消え、最後に残ったのは砂糖の甘さのみ。 喩えて言うなら、そう、名古屋人と土佐人が、互いを罵りあっているかのようだ。
さあそろそろ、名古屋牛乳に怒られそうなのでフォローしておきますが。 ローヤルトップ単体で飲むのは、普通においしい。はちみつ風味の炭酸飲料。夏休みのプール帰りに飲んだりすると、きっと最高でしょう。 ただ、ここは芋けんぴを愛するために存在するページです。なのでわたくしが守るべきは芋けんぴなのです。 正直、上記写真の量の芋けんぴを、食べあぐねました。 わたくしの体が芋けんぴを受け付けないということは許されないのです。 ここで、ローヤルトップの方を排除する結論となってしまうのは、仕方ないこととご理解頂きたい。
結論。
甘い菓子に甘い飲み物は合わせるべきではない。
検証終わり。
※おまけ話。
2週間ほど前に購入した、1キロの芋けんぴは、あとこれだけ。 今回は長持ちでした。
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